NHK財団

第2回 インフォメーション・
ヘルスAWARD
応募要項

メディア&情報リテラシーAWARD 2024

Information Health「情報的健康」 社会実装アイデア募集

はじめに
溢れる情報の中で生きる私たちは、多様な情報をバランス良くうけとることができているでしょうか。
目の前にある情報は、あなた自身が選んだものですか。

フェイクニュース・誹謗中傷・エコーチェンバー・フィルターバブル・情報格差・サイバーハラスメント、そして情報偏食……これらは、第1回アワードの応募アイデアに籠められた「解決したい情報空間の課題」です。第1回アワードが開催された時より更に技術やサービスが変化し、情報空間における問題には「インプレゾンビ※」なるものも現れました。日々刻々と変化する空間と玉石混淆の情報を、あなたはどのように受け止めていますか。

いかなる情報を摂取するかという選択は、もとより個⼈の自由に委ねられており、情報を「偏食」する自由もまた尊重されるべきです。一方で、どのような情報が「毒」になるのか、それもまた民主主義社会においては難しい課題です。

インフォメーション・ヘルスAWARDは、情報の受け手・送り手となる皆さんから、現代の情報空間の課題の解決方法、一人ひとりが望む「情報的健康(インフォメーション・ヘルス)」のカタチをアイデアとして募集します。そして平和で豊かに暮らせる社会を実現するために必要な実装に繋げていきます。

※インプレゾンビ:SNSで注目を集めている投稿にゾンビのように群がり、その内容をコピーして盗用したり、無意味な返信などを繰り返したりして、閲覧数=インプレッションを稼ごうとするアカウントを指す造語。

・共同提言「健全な⾔論プラットフォームに向けて ver2.0 ―情報的健康を、実装へ」(pdf)
・共同提言「健全な言論プラットフォームに向けて ―デジタル・ダイエット宣言 ver.1.0」(pdf)

「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」(WHO憲章より)
応募部門
募集するのは「アイデア部門」と「社会実装部門」の2つの部門です。「アイデア部門」は、実現するための方法や裏付けが不確かでも、新しさと豊かな発想を期待します。「社会実装部門」は技術的にも学術的にも裏付けがあり、応募した方が「実現」への具体的なプランをお持ちであるものを求めます。
ヒントはここに 選考委員1分のことば      ステラnet関連記事  シリーズ「インフォメーション・ヘルス」

【2部門共通】
一人ひとりが求める情報的健康を手に入れるための、ツールや仕組み、教育や啓もうの方法、さらにプラットフォーム企業や広告などについてのルール・制度など、幅広い分野での新たなアイデアをお寄せください。原則として未発表のものに限りますが、すでに試作や試行しているものでも、新たに付け加えたいアイデア(ブラッシュアップするポイント)に新規性があれば受け付けます。

【アイデア部門】
「あったらいいな」と思う新たなアイデアをお寄せください。応募者ご自身がそのアイデアを実現する技術やスキルをお持ちでなくてもかまいません。また、現在の技術や学術的裏付けがまだ不十分でも、アイデアに新規性があれば、評価の対象となります。

【社会実装部門】
社会実装することを目的として、実現可能と考える具体的なアイデア及びプランをお寄せください。そのアイデアに技術的裏付けや学術的裏付けがあること、一定の期間や資金をかければ応募者ご自身がそのアイデアを実現するための技術やスキルを用意できること、そして、「社会実装」に挑戦したい思いが必要条件です。グランプリを獲得したアイデアには、賞金に加えて社会実装に向けたサポートを行います。期間(2年を想定)を限定して、自走できることを目指します。

応募資格
個人またはグループとして応募が可能です。
なお、応募者が未成年の場合には、保護者の同意を得た上で応募するものとします。
主催・運営
一般財団法人NHK財団
応募期間
2024年6月14日(金)〜2024年9月30日(月)
応募方法
応募は本サイトのみで受け付けます。メールや郵送による応募はできません。
  • 1)以下の応募規約に同意の上、アイデアの応募に進んでいただきます。
    ・応募規約
  • 2)本アワードの応募は、アイデアファイルをアップロードすることで完了します。ファイルは応募部門の記入フォーマットを含めて3つまで・合計50MB以内とします。動画は受け付けていません。

  • ※アイデアファイルの形式はPDFを推奨しますが、Wordやパワーポイントでも結構です。
  • ※「社会実装部門」では書類による第一次選考後に、選考委員へのプレゼンテーション(ピッチングセッション)をオンラインで実施します。その際には時間内であれば、動画を使用することは可能です。

選考
「第2回インフォメーション・ヘルスAWARD選考委員会」による、厳正かつ公平な選考を行います。

1)選考委員(追加予定あり)
【アイデア部門】
   今子さゆり(LINE ヤフー株式会社 ヤフーニュース・リアルタイム検索本部 シニア メディアトラスト&セーフティー マネージャー)
   小木曽 健(執筆業)
   小澤 俊介(株式会社Gunosyテクノロジー本部 副本部長 VPoT)
   高田 昌幸(ジャーナリスト・東京都市大学メディア情報学部 教授)
   千葉 貴志(電通 第4マーケティング局 未来シナリオコンサルティング部/未来事業創研プロデューサー)
   鳥海不二夫(東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻 教授)
   早川ゆかり(グーグル合同会社 YouTube Japan ヘッド オブ レスポンシビリティー)
   藤村 厚夫(スマートニュース メディア研究所 フェロー)
   山口 真一(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授)
   山本 龍彦(慶應義塾大学大学院法務研究科教授)

【社会実装部門】
   江口 清貴(一般財団法人LINEみらい財団 専務理事)
   久保 光証(株式会社Ericius 代表取締役CEO)
   坂本 信博(西日本新聞社 編集局 報道センター 総合デスク)
   佐々木興平(佐々木食品工業株式会社 代表取締役社長)
   鳥海不二夫(東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻 教授)
   馬籠 太郎(電通デジタル パフォーマンスマネジメント部門ソリューション開発部マネージャー)
   山口 真一(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授)
   山本 龍彦(慶應義塾大学大学院法務研究科教授)

  • 2)選考に関する注意事項
    応募資料について、選考に当たり不明な点がある場合、主催者側から内容確認の連絡をさせていただく場合があります。
  • 3)登録されたメールアドレスに、2024年11月末までに選考の結果を通知します。
表彰
優れたアイデアを表彰するとともに、賞金を贈呈します。

【アイデア部門】
・グランプリ   30万円
・準グランプリ  10万円

【社会実装部門】
・グランプリ   100万円
表彰式・シンポジウム
  • 1)開催日時・場所
    2024年12月13日(金) 都内会場
  • 2)式次第
    各賞表彰後、受賞者を交えてのシンポジウムを予定しています。
    また、前回アワード受賞アイデアの社会実装の報告もあわせて行います。

    当日の模様は録画し、後日配信します。
    また、主催者および協力機関などのHPなどでリポート記事として発表します。
社会実装への取り組み
事務局と選考委員会は「社会実装」に協力する「企業」「団体」を募り、その進捗状況を随時公表し、次回のシンポジウムで報告します。

応募規約

一般財団法人NHK財団(以下、総称して「主
催者」といいます)が開催する「メディア&情
報リテラシーAWARD 2024」(以下「本アワー
ド」といいます)の公募にあたり、以下のとお
り応募規約(以下「本応募規約」といいま
す。 )を定めます。本応募規約と参加同意書、
および個人情報の取り扱いに同意をしたうえ
で、本アワードにご応募ください。

(目的)
第1条 本アワードは、現代の人々の「情報的健
康」を獲得・維持するためのアイデアの募集を
通じ、情報を発信する側と、情報を受け取る一
人ひとりの課題を抽出し、集まったアイデアを
社会実装に結びつけることを目的としていま
す。

(応募資格)
第2条 個人またはグループとして参加が可能で
す。なお、参加者が未成年の場合には、保護者
の同意を得た上で参加するものとします。

(応募作品の取扱い)
第3条 本アワードへの応募に係る書類・データ
については、厳正な管理に置いて責任をもって
扱いますが、応募者への返却はいたしません。
2. 本アワードにおいて、提出・改善されたアイ
デアに関する発明その他の知的財産に係る知的財産権(知的
財産権を受ける権利を含みます。以下同じ。)及びノウハウ等に関する権利(以
下、これらの権利を総称して「知的財産権等」
といいます。)は、特段の合意がないかぎり、
当該アイデアに関するアイデア、コンセプト、
図面、テキスト、デザイン、CG、写真、映像等
の各アイデアを創作、考案、作成した者に帰属
するものとします。
3. 本アワードへの応募により、応募されたアイ
デアの機密性は失われますので留意してくださ
い。主催者は、応募があったア
イデアを本アワード関係者に審査のために開示します。参加
者が、本アワードでの提出した内容に関し、秘
密の取扱いを希望する場合は、事前に主催者に
通知し、その対応について協議するものとしま
す。
4. 主催者は、本アワードに関するアイデアにつ
いて、選考後、主催者が指定す
る方法で公開することを参加者に対しお願いすることがありま
す。かかる公開の可否や条件等は、別途主催者
及び参加者間で協議の上、取り決めるものとし
ます。

(公表・情報の取扱い等)
第4条 主催者は応募されたアイデアを、本ア
ワード(将来開催される同様のアワードを含
む)の広報活動・結果発表及び本アワードで主
催者が提供する製品・サービスの宣伝広告活動
の目的のために、放送、ウェブサイト(SNS を
含む)やチラシ、パンフレット、書籍、論文等
の媒体(以下「各種媒体」といいます)への掲
載を含めて、無償で自由に公表し、且つ、第三
者に対し公表を許諾することができるものとし
ます。
2.主催者は、本アワードが実施する発表会等
の様子を撮影・録画し、これらの撮影物(写
真・動画・音声含む) を、前項に記載する目的
のほか、本アワード(将来開催される同様のア
ワードを含む)の広報活動を目的として、各種
媒体において無償で公表・掲載・配信すること
ができます。チーム名、参加者の氏名及び肖像
等も公表されることを、参加者はここに承諾す
るものとします。
3.本アワードにおける個人情報の取扱いにつ
いては、「一般財団法人NHK財団 個人情報
保護方針」(https://www.nhk-fdn.or.jp/
securitypolicy/)が適用されるものとします。

(主催者の秘密情報)
第5条 本アワードに
おいて、主催者が参加者に対し、秘密であることを明示した秘密情報(他
の参加者の秘密情報を含みます)を開示した場
合、参加者はその秘密情報の取扱いに関し、主
催者の指示に従うものとします。

(審査)
第6条 主催者は、応募者から応募されたアイデ
アについて、独自の基準により、審査し、審査
結果を各応募者に通知します。また、各審査結
果や不通過の理由等に関するお問合せには、一
切応じられません。
(受賞の取り消し)
第7条 審査を通過した後に、応募者が本応募規
約及び募集要項の内容を満たさないことが判明
した場合は、主催者は、当該応募者による応募
及び審査結果を取り消し、賞金の返還等を求めることができま
す。
(賞金)
第8条 主催者は、本アワードの一環として行わ
れる審査の結果、優秀と認められた応募者(以
下「受賞者」といいます。)に対して、主催者
が定める金額の賞金を授与することができま
す。
2. 主催者は、前項の賞金の授与を行う場合、受
賞者が決定した後6か月以内に、受賞者が必要
な情報の通知を適切に行うことを条件として、
受賞者に対し、主催者の定める方法により、賞
金を授与するものとします。
3. 受賞者が複数名で構成されるグループでの応
募者である場合や、法人での応募者である場合
は、代表者において、主催者から賞金を受領す
るものとします。受領後の受賞者内部における
賞金の管理・分配等は代表者の責任において行
うものとし、主催者に一切の迷惑をかけないも
のとします。
4. 主催者は、賞金に関する税務申告、納税その
他の税務上の取扱いについて、一切の責任を負
わず、受賞者が自ら責任を負うものとします。
5. 受賞者は、応募及び審査結果が取り消される
場合があることを承諾し、取り消しが行われた
場合には、主催者の指示に従って、直ちに賞金
を返還するものとします。
6. 受賞者が複数の個人又は法人で構成されるグ
ループでの応募者である場合は、それらの構成
者は、前項の返還について連帯義務を負うもの
とします。
7. 受賞者は、賞金の授与を受けるにあたって
は、賞金の送金先の代表者の氏名及び送金先口
座、その他主催者が定める事項を所定の様式により主催者に
通知するものとします。

(遵守事項等)
第9条 本アワードへの応募及び審査の過程で発
生する一切の費用は、応募者の負担になりま
す。
2. 応募者は、第三者の知的財産権(それらの権
利を取得し、またはそれらの権利につき登録等
を出願する権利も含みます。以下、同様としま
す。)、パブリシティ権、プライバシー権そ
の他の第三者の権利、及び秘密情報を侵害せず、
法令に違反していないアイデアを応募すること
とし、当該アイデアによる権利侵害が生じた場
合、主催者は当該事案に一切関与せず、何ら補
償いたしません。応募者は、権利関係について
トラブルにならないように、各自の責任で客観
的資料等を残すよう心がけてください。
3. 応募したアイデアに関し、応募者と第三者と
の間で紛争が生じた場合、当該応募者の責任に
おいてこれを解決するものとし、主催者は責任
を負わないものとします。
4. 応募者は、本アワードへの応募や参加に
際して、本アワードの運営を妨害する行為や合理的
範囲を超える負担を要求する行為、公序良俗に
反する行為、又はその恐れのある行為を行わな
いものとします。
5. 本アワードにおける審査の過程で、主催者が
アイデアについて助言、意見等をすることがあ
りますが、主催者は、それらについて何ら責任
を負いません。

(反社会的勢力の排除)
第10条 参加者は、主催者に対して、次の各項に
ついて表明し、保証します。
2. 過去及び本アワード期間中において、自らが
反社会的勢力(暴力団、暴力団員、暴力団準構
成員、総会屋、社会運動標ぼうゴロ等をいい、
これらと密接な関係を有する者を含みます)に
該当しないこと。
3. 自ら又は第三者を利用して、主催者又は関係
者に対して、暴行・傷害・脅迫・恐喝・威圧等
の暴力的若しくは脅迫的行為又は虚偽の風説の
流布や偽計などの詐術的手法を用いた要求、合
理的な範囲を超える不当な要求、業務の妨害、
名誉・信用の毀損等を行わないこと。

(本アワードの内容変更、終了)
第11条 主催者は、主催者の都合により、本ア
ワードの内容を変更、または終了することがで
きます。主催者は、本アワードの内容変更又は
終了するときは、その内容について主催者所定
の方法により応募者に通知します。ただし、緊
急の場合は、応募者に通知を行わない場合があ
ります。
2. 主催者は、前項に基づき主催者が行った措置
に基づき応募者に生じた損害について一切の責
任を負いません。

(応募規約の変更)
第12条 主催者は、応募者の事前の承諾を得るこ
となく、本応募規約又は募集要項の内容を変更
することができます。
2. 主催者が本応募規約または募集要項の内容を
変更した場合には、応募者にその変更内容を通
知します。通知において指定された期日以降
は、変更後の本応募規約又は募集要項が適用さ
れます。

(準拠法及び専属的合意管轄)
第13条 本応募規約は、日本法によって解釈さ
れ、日本法を準拠法とします。
2. 応募者と主催者との間で紛争が生じた場合に
は、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄
裁判所とします。